民間利用(募集要項)
九州大学情報基盤研究開発センターでは、イノベーション創出を推進し、わが国の産業振興に寄与するため、保有する研究用計算機システムとその上のアプリケーションプログラムによる大規模計算サービスを民間企業に提供しています。1.利用資格
- 計算機利用審査委員会において利用を承認されること。
- 日本国内で利用がなされること。
- 平和利用目的の提案であること。
- 九州大学情報基盤研究開発センターの利用に関する規程を遵守すること。
- 採択課題の目的にのみ利用すること。
- 人権および利益保護への配慮を行うこと。
- 文部科学省「生命倫理・安全に対する取組」に適合すること。
- 経済産業省「安全保障貿易管理について」に適合すること。
- 原則として、利用課題は単一企業による提案であることとしますが、課題実施の際に利用するソフトウェアの開発企業や共同研究に関する企業のメンバが利用者に含まれることは認めます。ただし、登録利用者の6割以上が利用課題を応募した企業に所属していることが必須条件となります。
- 海外企業の研究者による利用について、国費で整備された施設であるとの観点から、我が国において法人格を有する、あるいは法人格はなくとも我が国に事業所等を有する海外企業の研究者については、我が国企業の研究者と同様に利用を認めます。ただし、施設を利用した研究結果を即時公開することを条件として、海外企業の研究者による利用を認めます。また、国際的な産学官連携活動を通じたイノベーション創出、さらには我が国の国際競争力強化の観点から、我が国企業の研究者との共同研究による場合には、上記に関わらず、我が国企業の研究者と同様に利用を認めます。
以上の内容をもとに海外企業研究者の利用資格を表にまとめると次のようになります。
成果公開延期を認める利用 | 成果即時公開を条件とする | |
日本の法人格を有している企業 | 可 | 可 |
日本の法人格は有していないが、 我が国に事業所等を有している企業 |
可 | 可 |
日本の法人格及び我が国に 事業所等を有していない企業 |
共同研究利用に限り可 | 可 |
2.提供資源
計算機資源の詳細については以下のページをご参照ください。ITO紹介
アプリケーションプログラムの利用に関しては、ライセンスの制約により使用できなものがありますので、あらかじめご相談ください。
3.利用規程
計算機の利用に関しては、九州大学情報基盤研究開発センター研究用計算機システムの利用に関する規程を遵守していただきます。「九州大学情報基盤研究開発センター研究用計算機システムの利用に関する規程」 (PDF File)
4.利用課題審査
平和目的の利用を前提に、計算機利用審査委員会にて、科学技術上の妥当性、施設・設備を利用する必要性、利用・開発の実施可能性等について総合的かつ専門的に審査いたします。5.応募方法
計算機利用申請書(Word形式)を以下のリンクから取得し、必要事項を記入の上、九州大学情報システム部情報基盤課情報基盤課全国共同利用担当(電子メールアドレスzenkoku-kyodo@iii.kyushu-u.ac.jp)
までお申し込みください。電子データをメールでご提出頂き、内容に問題ないことを確認できた後に郵送もお願いいたします。
申請書を電子メールでご提出頂く際は、件名を以下のとおりとしてください。
審査申請(民間利用)【氏名】
民間利用申請書 | <Word> |
以下のサンプルを参考に研究計画欄に記述ください。
事例)
1回の計算でXXコア(XXノード)、XXGBのメモリを使用する想定である。
また、計算時間は1回あたりXX時間であり、これをXX並列で実行する。
これをXX回繰り返すことでXXパターンの候補選定を行う。
つまり、必要となる計算資源はXXノード時間積ほどであり、
計算時間はXX時間となる予定である。
文字数が足りない場合は自由形式の別ファイルとしてご作成ください。
[郵送先]
〒819-0395 福岡市西区元岡744
九州大学情報システム部情報基盤課
情報基盤グループ全国共同利用担当
6.採択結果の通知
計算機利用申請書を受理後、審査を経て1か月程度で通知する予定です。7.誓約書の提出
課題採択が決まった企業には、採択結果通知後に、上記の応募資格の内容を遵守する旨の誓約書を提出していただきます。以下のリンクから誓約書(Wordファイル)をダウンロードし、必要事項を記入して郵送してください。
民間利用誓約書 | <Word> |
8.成果報告等
成果報告は、利用課題期間終了後30日以内に提出とし、原則公開とします。ただし、所定の手続きを行えば、最大2年の成果公開延期が可能です。
本センターの主催するシンポジウムにて、発表等をお願いすることがあります。
民間利用成果報告書 | <Word> |
9.免責事項
計算機の利用に関連する事項に対し、利用者の使用するプログラム、データおよび操作によって生じたいかなる不利益な事項に対しても本センターは一切の責任を負いません。10.知的財産等の取り扱い
原則として、本センターの利用で発生した知的財産は提案企業に帰属します。ただし、施設共用技術指導研究員などの共同研究の実施者における発明者の認定については、
本学の知的財産ポリシー等に基づき対応がなされることを想定しています。
詳細やその他の例外的な事項の取り扱いにつきましては、本センターまでご相談ください。
11.その他
- 旅費・宿泊費等の補助はありません。
- 本公募により提供された個人情報は、利用課題審査とシステム利用の目的にのみ利用いたします。
- 利用課題採択時に、計算機利用申請書に記載された利用課題名と会社名を公募情報として原則公表させていただきます。
- 利用課題終了後、WEBページ及び刊行物に責任者氏名・所属及び利用課題名等を掲載する場合があります。
- 利用に関する相談などは、以下の電子メールアドレスにお問い合わせください。電話でのお問い合わせについては、お答えできませんので、あらかじめご了承ください。
民間利用向け利用負担金表
★☆下記表の負担金額は月額となっております☆★2019年10月以降の新料金
区分 | スーパーコンピュータシステムITO | ||||
---|---|---|---|---|---|
サブシステムA | サブシステムB | 基本 フロントエンド |
大容量 フロントエンド |
ストレージ | |
共有タイプ |
4ノード: 3,960円 16ノード: 15,840円 64ノード: 63,360円 128ノード: 126,720円 256ノード: 253,440円 |
1ノード: 2,900円 4ノード: 11,600円 |
S プラン: 864コア時間積 [2CPU(36コア)*24時間] 1,220円 M プラン: 3,456コア時間積 [8CPU(144コア)*24時間] 4,880円 L プラン: 6,912コア時間積 [16CPU(288コア)*24時間] 9,760円 |
M プラン: 4,224コア時間積 [8CPU(176コア)*24時間] 6,960円 L プラン: 8,448コア時間積 [16CPU(352コア)*24時間] 13,920円 |
10TB: (1000万ファイル) 460円100TB: (1億ファイル) 4,600円 |
2019年9月までの料金
区分 | スーパーコンピュータシステムITO | ||||
---|---|---|---|---|---|
サブシステムA | サブシステムB | 基本 フロントエンド |
大容量 フロントエンド |
ストレージ | |
共有タイプ |
4ノード: 3,880円 16ノード: 15,520円 64ノード: 62,080円 128ノード: 124,160円 256ノード: 248,320円 |
1ノード: 2,800円 4ノード: 11,200円 |
S プラン: 864コア時間積 [2CPU(36コア)*24時間] 1,180円 M プラン: 3,456コア時間積 [8CPU(144コア)*24時間] 4,720円 L プラン: 6,912コア時間積 [16CPU(288コア)*24時間] 9,440円 |
M プラン: 4,224コア時間積 [8CPU(176コア)*24時間] 6,880円 L プラン: 8,448コア時間積 [16CPU(352コア)*24時間] 13,760円 |
10TB: (1000万ファイル) 450円100TB: (1億ファイル) 4,500円 |
上の表は, 利用者が1ヶ月に予約可能なフロントエンドのコア時間積の合計を示しています.
いずれのプランも[ ]内の式を24時間単位にそろえて表示していますが, 実際の予約ではコア数と時間の組み合わせは任意です。
例えばSプランでは以下のような予約が可能です。
例) Case1: 18コア * 48時間の予約1件
Case2: 4コア * 96時間の予約1件
Case3: 18コア * 24時間の予約1件 + 36コア * 12時間の予約1件
備考
-
利用負担金表に記載しているノード数・プラン・ストレージ容量を超える申請は原則として受け付けておりません。
利用負担金表にない資源量の利用をご希望の場合は、事前にご相談ください。