Exceed onDemand
最終更新日:2018年08月21日OpenText 社の Exceed onDemandは,手元の Windows PC 等から、 UNIX/Linux ホスト上で動作する X Window アプリケーションにアクセスする ことのできるソフトウェアです.独自のデータ圧縮技術を採用しており、 通常の X プロトコルよりも高速の通信が可能となります。
ITO には Exceed onDemand サーバモジュールがインストールされています。 Exceed onDemand を使用するためには、これに加えて、 手元の PC に Exceed onDemand クライアントモジュールをインストール する必要があります。
利用環境
バージョン:Exceed onDemand 8J
クライアントマシンのOS要件
- Windows 10(32ビット版または64ビット版)
- Windows Server 2012
利用方法
クライアントモジュールのインストール
インストーラファイルは
ITO Portal にて公開しております。
ログイン後、画面左のタブから
[アプリケーション] → [ダウンロード] → [Exceed on Demand] → [クライアントセットアッププログラム]を選択し、
ファイルをダウンロード・zipファイルを解凍した後、以下の手順に従ってインストールして下さい.
-
解凍したフォルダ内の
Msetup.exe
を実行します。 - 起動画面から「Exceed onDemand Client インストール」を選択します。
- 「Exceed onDemand Client インストール」画面では「パーソナルインストール」を選択してください。
- 画面に表れるメッセージにしたがってインストールを進めると、クライアントモジュールがインストールされます。
修正パッチの適用
修正パッチは
ITO Portal にて公開しております。
ログイン後、画面左のタブから
[アプリケーション] → [ダウンロード] → [Exceed on Demand] → [修正パッチ]を選択し、
ファイルをダウンロード・zipファイルを解凍した後、以下の手順に従ってインストールして下さい.
-
OSに応じて修正パッチファイルを選択し、実行します。
例えばWindows 10 (64 bit) をご利用場合は、[Windows]→[x64]の実行ファイルを実行します。 - 「解凍先の指定」の画面ではExceed onDemandをインストールしたフォルダを指定します。
※「Exceed onDemand」を起動後、メニューの[ヘルプ]→[Exceed onDemand Clientについて]を
クリックしVersionがパッチファイルのものとなったかを確認してください。(例:1389→13.8.9)
うまくパッチが適用されてない場合は、修正パッチファイルを[右クリック]→[管理者として実行]に
より再度パッチの適用をお試しください。
ITOへの接続
Exceed onDemand は Putty や TeraTerm 等のターミナルソフトの ssh ポートフォワーディング機能を使用し、通信経路を SSH で暗号化した上で接続します。
ターミナルソフトで ssh ポートフォワーディングの設定を行い ITO へ接続した状態で、Exceed onDemand を起動します。 以下、Putty と TeraTerm における手順を説明します。
※ 事前にITOへのログイン方法の手順に従い、鍵の作成/登録を行っている必要があります。
Puttyの場合
1. PuTTY を起動,「ホスト名(またはIPアドレス)」に ito.cc.kyushu-u.ac.jp
を入力。
2. 画面左の設定一覧の中から,接続-SSH-認証を選択し、「認証のためのプライベートキーファイル」に
PuTTYgen で生成した秘密鍵(secret.ppk)を選んで「開く」を押下する。
3. 画面左の設定一覧中から、接続-SSH-トンネルを選択し、
[源ポート]に 5500、[送り先]に localhost:5500 と入力し[追加]を押下する。
[フォワードするポート一覧]に情報が追加されたことを確認して[開く]を押下する。
4. パスフレーズの入力を求められたら、鍵生成時に設定したものを入力する。
TeraTermの場合
1. TeraTermを起動し、画面上部のメニューから、 設定-SSH転送 を選択し、[SSHポート転送]のウィンドウが開いたら
[追加(A)]をクリックする。
※ [Tera Term: 新しい接続] のウィンドウが表示される場合は、[キャンセル]を押下しウィンドウを閉じる。
2. 新しく開いたウィンドウで、[ローカルのポート]に 5500 を入力、
[リモート側ホスト]に localhost と[ポート]に 5500 を入力して[OK]を押下する。
前画面の[ポート転送]に情報が追加されていることを確認する。
3. メニューバー の [ファイル] → [新しい接続] を選択。
4. ホスト名 ito.cc.kyushu-u.ac.jp
を入力して「OK」を押下。
5. 「続行」を選択。 ※初めて接続する場合のみこの手順が発生
6. ユーザ名 と パスフレーズ(鍵作成時に入力したもの)を入力。
また、「RSA/DFSA鍵を使う」を選択して、「秘密鍵」ボタンより先ほど生成した秘密鍵を選択して「OK」を押下。
7. 接続できればログイン後の画面が表示される。
■ Exceed onDemand による ITO への接続
上記の Putty または TeraTerm の手順で ITO へ接続した状態で、 Exceed onDemandの手順を行います。
1. Exceedを起動し,最初の画面で接続先ホストに
127.0.0.1
を入力
(※ ito.cc.kyushu-u.ac.jp
ではないので要注意)
ユーザIDとパスワードを入力し,[ログイン]を押下する。
2. 次の画面で,Xconfg (接続設定ファイル)の中から「 Passive.cfg 」を
Xstart(アプリケーション起動ファイル)の中から「 Xterm.xs 」をそれぞれ選択し、「実行」を押下する。
3. xterm ウインドウが、通常の Windows アプリケーションと同じように起動される。
この段階で、ITO へのログインが完了した状態となっており、
xterm 内にはシェルプロンプトが表示される.
4. xterm からコマンドラインで起動したXウインドウアプリケーションは、
Windows 上では xterm とは別のウインドウで表示される。