Oracle OCI CLI
OCI CLI は、オラクル社のクラウドサービス OCI (Oracle Cloud Infrastructure) に対する操作をコマンドで実行できる CLI (Command Line Interface) です。これは、通常 Webブラウザ上のコンソールを使って行うクラウドサービスの資源管理に関する操作を Linuxのコマンドとして実行することを可能とします。そのため、例えば一連の操作をシェルスクリプトで自動的に行う、など、玄界とクラウドサービスの連携に活用していただくことが出来ます。
なお、玄界のスーパーコンピュータアカウントの契約にはクラウドサービスの資源は含まれていません。また、本センターではクラウドサービスの契約代行や利用に関する問い合わせは受け付けておりません。OCIの利用に関しては以下に問い合わせてください。
OCI (Oracle Cloud Infrastructure)に関する問い合わせ先モジュール
モジュール名 | バージョン |
---|---|
ocicli | 3.42.0 |
利用準備
OCIクラウドアカウントの作成とユーザの追加
OCI CLIを利用するには、あらかじめ OCIアカウントを作成し、さらにOCIユーザを追加しておく必要があります。OCIアカウントは無償のトライアルアカウントでも有償アカウントでも構いません。OCIアカウントの作成方法とOCIユーザの追加方法は以下を参照してください。
OCIに関する情報の取得
OCIでは、OCIアカウントに対して作成されるテナンシと呼ばれる環境に対して、OCIユーザが資源管理を行います。そのため、玄界の OCI CLIを利用するにあたって、これらの情報を取得し、玄界に保存する必要があります。テナンシの情報とOCIユーザの情報はいずれも OCIDという形式で表現されています。これらのOCIDは以下で参照できます。
OCIの構成ファイル作成
玄界で以下のコマンドを実行し、前述のテナンシとOCIユーザのOCIDを貼り付けて、さらにAPIキーと呼ばれる認証情報を作成すると、OCI CLIの利用に必要な構成ファイルが玄界のホームディレクトリ内に作成されます。
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公開鍵の登録
前述の構成ファイル作成時に作成した認証情報のうち公開鍵を OCIに登録すると、OCI CLIを使って OCIの資源管理を行えるようになります。登録に当たって、まず以下のコマンドで公開鍵を表示します。
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その後、以下を参照してOCIに公開鍵情報を登録します。
OCIコンソールでの公開鍵の登録OCI CLIのコマンド実行
モジュールの選択
OCI CLIの利用を開始するには、玄界にログイン後、以下のコマンドで ocicliモジュールを選択します。
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コマンド実行
OCI CLIは、oci
コマンドに対してサブコマンドを指定することで OCIに対する様々な操作が行えます。実行可能なコマンドは以下で閲覧できます。
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また、各サブコマンドの利用方法は、それぞれのサブコマンドの後に -h
を指定すると閲覧できます。例えば以下のコマンドで network
サブコマンドの利用法を閲覧できます。
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参考情報
OCI CLIの具体的な利用方法は以下を参照してください。