九州大学 情報基盤研究開発センター 研究用計算機システムニュース   No.328                                 2014.07.14

+--------------------------------------------------------------------------+ |1.先駆的科学計算に関するフォーラム2014のお知らせ            | | (Forum on Advanced Scientific Computing 2014)             | | ~~ 数値シミュレーションと並列化技術 ~~             | +--------------------------------------------------------------------------+ ----------------------------------------------------------------- 情報基盤研究開発センター研究用計算機システムWWWホームページ     http://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/ ----------------------------------------------------------------- 1.先駆的科学計算に関するフォーラム2014   (Forum on Advanced Scientific Computing 2014)   ~~ 数値シミュレーションと並列化技術 ~~ 九州大学情報基盤研究開発センターでは,最新のハイパフォーマンスコンピュー ティング(HPC)に関する先端的研究成果の紹介や研究用計算機システム利用者の 情報交換の場として,標記フォーラムを開催いたします.今回は粒子系シミュ レーションを中心にさまざまな分野で数値シミュレーションや並列化技術を研究 されている方にご講演いただきます.あわせて「京」コンピュータのおけるアプ リケーションに用いられている最新の並列化技術に関するチュートリアルを開催 いたします.フォーラム/チュートリアルはどなたでも参加可能です.センター の研究用計算機システムを使われたことがない方,計算科学に興味をお持ちの方 の参加も歓迎いたします. ■日時: 2014年8月5日(火) 10時25分 ~ 8月6日(水) 17時00分 ■場所: 福岡市博多区 リファレンス駅東ビル 5階 会議室V-2 http://www.hakataekihigashi.com/ ■主催: 九州大学情報基盤研究開発センター ■共催: JST CREST研究領域「ポストペタスケール高性能計算に資するシステム ソフトウェア技術の創出」 研究課題「省メモリ技術と動的最適化技術によるスケーラブル通信ラ イブラリの開発」 ■申込先: 情報基盤課全国共同利用担当 Tel: 092-642-2308 E-mail: zenkoku-kyodo(at)iii.kyushu-u.ac.jp ■Webページ: http://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/users/forum/forum20140805-06/forum20140805-06.html ■プログラム ----------------------------------------------------------------------------- ◆8月5日(火) ・10:10 受付開始 ・10:25-10:30 挨拶 青柳 睦 (九州大学 情報基盤研究開発センター) セッション1: 10:30-11:30 座長: 薄田 竜太郎 ・10:30-11:30 【チュートリアル】講師 南 一生 (理化学研究所) 「京コンピュータにおけるアプリケーションの高 並列化および高性能化」--基本編-- 概要: 近年のスーパーコンピュータは、数千から数万に及ぶプロセス間の 並列性を明に利用することにより超高速計算を可能としている。また、 演算器性能とメモリ性能の乖離を埋めるための多階層メモリ構造を うまく利用する事が高速計算の鍵となっている。本チュートリアル前半では、 スーパーコンピュータの内部構造における重要なポイントを紹介する。 --- 昼食 --- セッション2: 13:00-14:40 座長: 南里 豪志 ・13:00-14:40 【チュートリアル】講師 南 一生 (理化学研究所) 「京コンピュータにおけるアプリケーションの高 並列化および高性能化」--アプリケーション実例-- 概要: 本チュートリアル後半では、現代のシミュレーションプログラムが要求す る、超高並列性と多階層メモリ構造の利用技術について、理研で進めてきた 「京」コンピュータプロジェクトでの経験を元に解説する。 --- 休憩 --- セッション3: 15:00-17:30 座長: 高見 利也 ・15:00-15:50 中島 浩 (京都大学 学術情報メディアセンター) 「メニーコア時代のPICシミュレーション」 ・15:50-16:40 梅田 隆行 (名古屋大学 太陽地球環境研究所) 「プラズマシミュレーションにおける粒子法」 ・16:40-17:30 室谷 浩平 (東京大学大学院 工学系研究科) 「大規模分散メモリ並列MPS法の開発と市街地浸水津波解析」 ----------------------------------------------------------------------------- ◆8月6日(水) ・ 9:35- 9:40 連絡事項 セッション4: 9:40-11:50 座長: 南里 豪志 ・ 9:40-10:10 藤野 清次 (九州大学 情報基盤研究開発センター)、伊東千晶(九 州大学 工学部) 「Cache-Cache Elements法による並列化技術について」 ・10:10-10:55 浅井 光輝 (九州大学大学院 工学研究院) 「粒子法シミュレーションの津波防災・減災への応用」 ・11:00-11:50 【招待講演】 牧野 淳一郎 (理化学研究所) 「粒子法の大規模並列化フレームワークとSPH法に関するいくつか の話題」 講演内容: 粒子法には、格子法に比べてラグランジュ描像であること、そのた めに本質的に適応的であることなどのメリットがあるが、動的に構造が変わる ために近年の分散メモリ型大規模並列マシン上での効率的実装は容易ではない とされている。我々は、重力多体+SPHシミュレーションの並列化の経験に基づ いた、汎用性の高い並列粒子シミュレーション向けてプラットフォーム FDPS を開発している。講演では FDPS の背景、考え方、使用アルゴリズム、開発状 況についてまとめる。また、我々の最近の成果であるSPH法の改良と、高粘性流 体に対して陽解法を使うことを可能にする慣性変化法についても紹介したい。 --- 昼食 --- セッション5: 13:20-15:00 座長: 高見 利也 ・13:20-14:10 岡崎 進 (名古屋大学大学院 工学研究科) 「京コンピュータを用いた小児マヒウイルスの全原子シミュレー ション」 ・14:10-15:00 田上 大助 (九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所) 「流れ問題に対する粒子型解法の数値解析へ向けて」 --- 休憩 --- セッション6: 15:20-16:50 座長: 薄田 竜太郎 ・15:20-16:10 八柳 祐一 (静岡大学 教育学部) 「Fokker-Planck型衝突項により特徴づけられる2次元点渦系」 ・16:10-16:50 Me Me Naing (University of Yangon) 「Effect of precession with arbitrary frequency on local stability of rotating flow」 ・16:50-17:00 クロージング *敬称略.*講演時間は質疑応答時間を含みます. ------------------------------------------------------------------------------ 申し込みは以下の書式をご利用ください. 前日に電子メールを送りますので,メールアドレスは確実に受信できるものを ご記入ください. --------------------------------------------------------------------- 情報基盤研究開発センターフォーラム申込書 (電子メール用) フォーラム名: 先駆的科学計算に関するフォーラム2014 氏名: 所属 (学生の方は研究室まで): 職名 (学生の方は学年): 電話番号: E-mail: --------------------------------------------------------------------- [問い合せ窓口] 九州大学 情報統括本部 HPC事業室 全国共同利用担当 Mail: request(a)iii.kyushu-u.ac.jp Tel : 092-642-2308