九州大学 情報基盤研究開発センター 研究用計算機システムニュース No.343 2015.02.20

+--------------------------------------------------------------------------+ |1.講演会「これからの HPC技術」開催のお知らせ | +--------------------------------------------------------------------------+ ----------------------------------------------------------------- 情報基盤研究開発センター研究用計算機システムWWWホームページ http://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/ ----------------------------------------------------------------- 1.講演会「これからの HPC技術」開催のお知らせ 毎回ご好評をいただております、当センター客員教授の清水俊幸氏(富士通)と清 水正明氏(日立製作所)による講演会を、以下のとおり開催することとなりました。 お二人には、HPC開発に携わる技術者として、それぞれの会社での今後の取り組みを、 紹介して頂く予定です。 万障繰り合わせのうえ是非ご参加下さいますよう宜しくお願い致します。 日 時: 2015年3月9日(月)13:30~17:00 会 場: 九州大学(箱崎キャンパス)情報基盤研究開発センター 3階 多目的講習室 主 催: 国立大学法人 九州大学 情報基盤研究開発センター, 国立大学法人 九州大学 情報統括本部HPC事業室 プログラム 13:00- 受付開始 13:30-13:40 挨拶 13:40-14:40 ご講演 清水正明氏 (株式会社日立製作所 中央研究所 PS部, 九州大学情報基盤研究開発センター 客員教授) 題 目: 「日立のHPCに向けた今後の取り組み」 内 容: 日立のHPC適用可能な現在の製品、そして将来に向けて取り組んでい る技術について紹介する。現在の製品としてはPOWER8を搭載するSR24 000、そして日立が得意とするストレージ関連の製品を複数紹介する。 一つ目はマルチコアプロセッサ、高性能ハードエンジンから成る専用 フラッシュコントローラを持つHitachi Accelerated Flash。二つ目は FPGAにより高性能化を果たしているNAS Platform。三つめは光ディス クアーカイブソリューションである。最後に将来に向けた技術として、 2/25にISSCC2015で発表する「20k-spin Ising Chip for Combination alOptimization Problem with CMOS Annealing」の紹介をする。 20k個の磁性体のスピンを集積したイジングチップであり、CMOSプロ セスで製造しているため高い電力効率を達成する。 15:00-16:00 ご講演 清水俊幸氏 (富士通株式会社 次世代TC開発本部部長, 九州大学情報基盤研究開発センター 客員教授) 題 目: 「スパコンを支える技術とその評価」 内 容: 「京」のアーキテクチャを引き継いだPRIMEHPC FX10を開発し、さら に性能を強化しならがらも、アプリケーション互換性のあるPRIMEHPC FX100を開発した。現在、理研とともにポスト「京」の基本設計を進 めている。 スパコンの技術とその評価について概観し議論する。 16:10-17:00 意見交換会 17:00 閉会