九州大学 情報基盤研究開発センター 研究用計算機システムニュース No.454
2019.02.06
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|1.「最新アーキテクチャ向けプログラムチューニング技術」 |
| ワークショップ開催のお知らせ |
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情報基盤研究開発センター研究用計算機システムWWWホームページ
https://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/
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1.「最新アーキテクチャ向けプログラムチューニング技術」
ワークショップ開催のお知らせ
■ワークショップ趣旨:
計算機の理論的な性能は年々向上しているものの、それに伴ってプログラムが勝手に速
くなることは少ない。特に近年は、コア数や演算器数の増加、ベクトルプロセッサや
アクセラレータの利用、計算ノード数の増加、メモリ構造の高階層化等、アーキテクチャ
の複雑化によって計算機の高速化が図られているため、これらのアーキテクチャの特性
に基づいた、より高度なプログラムチューニング技術が求められる。本ワークショップ
では、プログラムチューニングに取り組む様々な分野の研究者が、これまで取り組んで
きた技術や、今後求められる技術について紹介する。
■日時: 2019年 3月 15日(金) 14:00 – 17:30 (13:30 受付開始)
■場所: 九州大学 伊都キャンパス 情報基盤研究開発センター 2階多目的教室
https://www.cc.kyushu-u.ac.jp/scp/
■主催: 九州大学情報基盤研究開発センター
■プログラム:
・14:00~14:10 挨拶
・14:10~14:40 「スーパーコンピュータにおける性能最適化技術」
講演者: 南 一生(理化学研究所)
講演概要: 現代のスーパーコンピュータは、ノード間のプロセス並列とコア間のス
レッド並列を組み合わせた高並列マシンであり、ノード内のキャッシュを含めたメモリ
階層も複雑化している。一方スーパーコンピュータで動作させるアプリケーションも、
それらのハードウェアに合わせた高並列化とCPU単体のチューニングを実施しないとハー
ドウェアの性能を使い切ることができない。本講演では、アプリケーションをいくつか
に分類し、それらに対する、性能最適化技術について述べる。
・14:40~15:10 「SX-Aurora TSUBASAのための性能チューニング 」
講演者: 滝沢 寛之(東北大学)
講演概要: 最新のベクトル型システムであるNEC SX-Aurora TSUBASAを初期評価
した結果を紹介するとともに、そこで明らかになった性能チューニングのポイントを
いくつか紹介する。その結果に基づいて、将来のHPCシステムにおける性能チューニ
ングで重要になると予想される要点を考察する。
・15:10~15:40 「高並列計算における通信隠蔽技術とその効果」
講演者: 南里 豪志(九州大学)
講演概要: 計算機の大規模化に伴って、計算ノード間の通信時間がプログラムの性
能に与える影響が無視できなくなる。そこで、計算と通信を並行して実行することに
より実質的な通信時間を削減する通信隠蔽技術について、手法と効果を紹介する。
・16:00~16:30 「AVX2/AVX-512を用いたLennard-Jones系ポテンシャルの力計算のSIMD化」
講演者: 渡辺 宙志(東京大学)
講演概要: 我々は短距離古典MDにおいて、Intel x86アーキテクチャのAVX2,
AVX-512命令を用いたSIMD化に取り組み、AVX2では2倍以上、AVX-512では5倍近い
性能向上が得られた。本講演ではSIMD化はどのように行えばよいか、命令セットによ
りどのような考え方の違いが必要か等について報告する。
・16:30~17:00 「LSOR Re-visited」
講演者: 小野 謙二(九州大学)
講演概要: 反復法によるtime-to-solutionを短縮するために、直接法と反復法のハイブ
リッドであるLSOR法について再考し、直接法にLU分解を用いた場合の省演算化と逐次ア
ルゴリズムの並列化について紹介する。
・17:00 – 17:30 自由討論
*敬称略.*講演時間は質疑応答時間を含みます。
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* 当日の受付時間は開始時間の 30分前からです。
* 開催中スタッフがイベントの模様を撮影します。写真は情報基盤研究開発センタ
ーの広報物に掲載させて頂くことがありますので予めご了承下さい。
■申込み:
参加を希望される方は
九州大学 情報統括本部 HPC事業室 全国共同利用担当
E-mail: zenkoku-kyodo(at)iii.kyushu-u.ac.jp ※(at)は@に置き換え
宛に以下のの書式を使用してお申し込みください。
電子メールのタイトルは「ワークショップ申込み」としてください。
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情報基盤研究開発センターワークショップ申込書 (電子メール用)
ワークショップ名: 最新アーキテクチャ向けプログラムチューニング技術
氏名:
職名:
所属:
電話番号:
E-mail:
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※本書式に記入された個人情報はワークショップ開催にかかる事務処理にのみ利用します。
[問い合せ窓口]
九州大学 情報統括本部 HPC事業室 全国共同利用担当
Mail: request(at)iii.kyushu-u.ac.jp ※(at)は@に置き換え
Tel : 092-802-2683