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リソースグループ

最終更新日:2024年12月2日


プログラムを翻訳・編集結合・実行する方法は、大きく対話型処理とバッチ処理に分かれます。

対話型処理とは、利用者がコマンドを入力することによってソースプログラムの翻訳処理や実行可能プログラムの実行などをインタラクティブに行なう利用方法のことです。対話型処理は、翻訳や小規模なプログラムの実行に適しています。

バッチ処理とは、利用者が一連のプログラム実行を記述した「ジョブスクリプトファイル」を作成し、そのジョブを計算機に一括で実行させる方法です。バッチ処理は、多くの記憶領域を必要とするプログラムや長い実行時間を要するプログラム、並列度の高いプログラムの実行に適しています。

また、リソースグループの制限値とは別に、同時使用コア数に制限値が設定されています。制限値を超えるジョブが投入された場合には、リソースグループの混雑状況によらずに待ち状態になります。制限値の詳細は、同時使用コア数の制限を参照してください。


ノードグループA

リソースグループ CPUコア数 ノード数 使用可能メモリ量 最長実行時間
a-batch 1~120 3.7GiB*コア数 168時間
1~128 453GiB*ノード数 1ノード以下:168時間
2~3ノード:96時間
4~15ノード:48時間
16~31ノード:24時間
32~63ノード:12時間
64~128ノード:6時間
a-inter 1~120 3.7GiB*コア数 6時間
1 453GiB 6時間
  • 使用可能メモリ量、最長実行時間は指定したCPUコア数もしくはノード数によって決まります。
  • 120コア未満を指定した場合、同じノードで実行される別のジョブの影響により実行性能が低下する可能性があります。

ノードグループB

リソースグループ GPU数 ノード数 割り当てられるCPUコア数 使用可能メモリ量 最長実行時間
b-batch 1~4 30コア*GPU数 226.7GiB*GPU数 168時間
1~4 120コア*ノード数 907GiB*ノード数 1ノード以下:168時間
2~3ノード:96時間
4ノード:48時間
b-inter 1~4 30コア*GPU数 226.7GiB*GPU数 6時間
1 120コア 907GiB 6時間
b-batch-mig 1~28(仮想) 32.3GiB*仮想GPU数 168時間
b-inter-mig 1~28(仮想) 32.3GiB*仮想GPU数 6時間
  • CPUコア数、使用可能メモリ量、最長実行時間は指定したGPU数によって決まります。
  • b-batch-migとb-inter-migでは、1基の物理GPUを7基の仮想GPUに分けるNVIDIA社のMIG機能を利用します。
  • b-batchと b-interで4GPU未満を指定した場合、およびb-batch-mig、b-inter-migで28GPU未満を指定した場合は、同じノードで実行される別のジョブの影響により実行性能が低下する可能性があります。

ノードグループC

リソースグループ GPU数 ノード数 割り当てられるCPUコア数 使用可能メモリ量 最長実行時間
c-batch 1~8 14コア*GPU数 930.6GiB*GPU数 24時間
1 120コア 7.1TiB 24時間
c-inter 1~8 14コア*GPU数 930.6GiB*GPU数 6時間
1 120コア 7.1TiB 6時間
  • ​CPUコア数、使用可能メモリ量、最長実行時間は指定したGPU数によって決まります。
  • 8GPU未満を指定した場合、同じノードで実行される別のジョブの影響により実行性能が低下する可能性があります。

同時使用コア数の制限

リソースグループa-batchとb-batchに対し、ユーザーあたり・グループあたりにそれぞれ同時使用コア数の制限値が設定されています。
制限値を超えてジョブを投入された場合、同時使用コア数が制限値より低くなるまで実行されません。

a-batch

リソースグループ コア数の制限値
ユーザあたり 15,600 (=130x120)
グループあたり 31,200 (=260x120)

b-batch

リソースグループ コア数の制限値
ユーザあたり 1,000
グループあたり 2,000